夏雪式のブログ

転生したら世界がカレーだったからアウトドアする。訳がわからないが取り敢えず鶏肉を焼く

ヤマブドウ酒

度数1パーセント未満ヤマブドウ酒を作ります。

9月頭に仕事で石狩某に行った際、

後ろの林にヤマブドウが生っているのを発見。

10月頃に収穫すればちょうど良いかなと思い先日行ってきました。

しかし! 行ってみたら、工場に一番近い所のブドウしか残っていない!

奥の方にたわわに生っていたのは見あたらない。

で、手前のを収穫してきたのだけど

食品加工工場の排気口のすぐ側肉の脂の匂いがする

何とかなるかなと思い、 ダメ元で「簡易ヤマブドウ」を作る事に。

簡単にヤマブドウ酒のレシピを説明すると

�@ブドウを皮ごと潰す。

�Aぐちゃぐちゃの皮と実入りの汁を  生暖かい部屋に放置。

�Bブクブク発酵してきたら 漉して汁だけに。

�C汁を容器に移して更に発酵させる。

�D何度か澱を除いて発酵させる。

�Eアルコールを足すなり熱処理して発酵を止めて

�F1年ほど寝かせる。

出来上がり。

但し今回はちょっとやり方を変えます。

まず、匂いを落とすのに房から粒を取り出し

緑色とか、腐りかけとか、レーズン状態の物を除きます。

で、水で洗います。

ネットで検索すると水洗いは駄目と書いてる所が多いのだけど

その理由が、

ブドウの表面に付いてる酵母でアルコール発酵するので 洗うと酵母が落ちてしまう。

と言う物です。

ブドウの表面の白いのが酵母です。

指でこすると簡単に落ちてしまうので コレを落としてしまうと

自然発酵は難しくなります

まあ埃や虫などを避けるのに水を張ったボウルに突っ込んで

ジャブジャブする位は問題ないと思います。

今回は臭い皮をすぐに取り除くので

自然発酵は期待出来ない。

なのでパン用イーストを投入する。

となると綺麗に洗っても問題ない(笑)

三段論法。 大分匂いが無くなったので ポテトマッシャーで押しつぶします。

でも綺麗に潰れないし効率が悪いので

ニンニクマッシャーを使いました。

一度に出来る量は少ないけれど 確実に絞れます。

出来た汁に砂糖を足す

発酵後のアルコール度数1%を越えてしまうので

入れないで下さい(笑)

繰り返して言うと

入れると1%を越えてしまい酒税法違反になります。

いいか入れるなよ 絶対入れるなよです(笑)

パン用イーストを少々投入します。

瓶に移して発酵させる訳だけど 発酵過程で炭酸ガスが発生します。

密閉すると容器爆発など大変危険なので

例えばペットボトルなら 蓋を載せる程度、

とかにして下さい。

ウチは密閉ビンの蓋に穴を開けて

アルミのパイプを通して 金属パテで固定。

チューブを付けて、その先は水を張ったコップ。

コレなら発生したガスはチューブからプクプク出るし

逆から空気が入る事もない。

後は暖かい部屋で、且つ ハルタに触られない場所に安置して

数日様子を見ます。

思ったと通りというか 案の定というか、この汁。

いまだに肉の脂の匂いがします(笑)

少し飲んでみると

肉の脂の匂いのする 甘酸っぱい液体。

俺は何を作ろうとしてるんだ!!!!????

 

※うんちくっぽいの

酵母(英語でイースト)には色んな種類があって、

そのうち発酵でアルコールを出す種類を 酒造りやパンの製造に使います。

酵母を食べて炭酸ガスを出します。

酸素がないとアルコールを出します

汁を容器に入れておくと炭酸ガスで覆われて酸欠になり アルコールが出来ます。

餌の糖が無くなるか

アルコール度数が上がって 自滅するまで発酵は続きます。

パンやワイン、日本酒やビールなどの酵母は それぞれパン造りに適した物。

日本酒の味に適した物。

ワインの味に適した物等、

一番最適な種類のを培養で育てます。

パン用をワイン用に使っても 「発酵してアルコールを出す」のは同じ。

だけど、イーストの匂いが違います。

 

世間で「天然酵母・野生酵母」と言われてる物も元は一緒です。

但し、ワイン用や日本酒用などと違い

発酵力が弱かったり、アルコール耐性が低かったり

意外とコントロールが難しいです。

 

ヤマブドウ酒を自然発酵させるのも良し

ワイン用イーストを使うのも良し。 それぞれの楽しみ方でどうぞ。