酒とダイエット
ビールや日本酒の醸造酒は太るけど
と言う話を聞いたことある人いると思います。
嘘かホントか!!
それは本当であり嘘でもあり・・・
まず世間の大きな勘違い。
一般的に言う「カロリー」は、
食べ物に火を付けて (勝手に)燃える熱量です。
ピーナッツに火を付けると燃えます。
それね。 ほとんどの食べ物は体で分解されて「糖」「脂肪」に変わります。
「カロリー取りすぎで太る」って言うのは、
脂肪がどんどん蓄積されるからですね。
さて、アルコール飲料に表示されているカロリー
ビール 247kcal
日本酒 190kcal
ウイスキーシングル 80kcal
コレも「酒を燃やしたときの熱量」です。
ご飯1杯分と同じだとか、ウイスキーはご飯半分だとか ちょっと待って。
アルコールの場合ちょっと勝手が違います。
飲んだ「アルコール」は肝臓で分解されます。
肝臓の細胞が グリコーゲン=糖を燃料にしてせっせと活動します。
最終的には炭酸ガスと水になって排泄されます。
これだけです。
「燃えるカロリー」はあるけど、脂肪として蓄積されません。
世間で言う「摂ったら太る」カロリーではありません。
糖や脂肪はカロリーに応じて筋肉の燃料になります。
でもアルコールは肝臓で分解されるだけです。
なのでアルコールは「エンプティカロリー」と言われます。
エンプティ=空っぽ だすな。
日本酒やビールの醸造酒には糖分が残っています。
糖分は体の中で脂肪に変わります。
でも、ウイスキーや焼酎は醸造酒のアルコール分を蒸発させて貯めた物だから
糖分などは入っていません。
表示されている「カロリー」は
体に蓄積されるカロリーではないと言うことです。
なので、
日本酒やビールは 糖分が脂肪に変換されて蓄積される。
ウイスキーや焼酎は糖分がないので太らない。
間違いではありません。
カロリーの話だけをすれば「本当」です。
しかし!
人間の体全体で考えると・・・・ つづく