忍路で釣り
前回、ガヤ入れ食いだったので子供連れて
ガヤ入れ食い釣りに行くことにしました。
で、アイツらはテトラポットの奥に棲む。
なのでガヤ釣りは、
①岩場で且つテトラが有る。
②テトラオンリーだと歩いて行けないので防波堤の裏にテトラがあるのが理想。
③岸近くでは無く深い方に繋がってる方がいい。
先日の積丹は当然だけど、そこまで行かなくてもありそうな気がするので衛生写真で探してみる。
テトラだけが延々伸びてたり、防波堤だけが伸びてたりって所はあるけど
防波堤とテトラってあまりなかったな。
有っても立入り出来るか判らない港の奥とか。
で、小樽方面をなぞっていくと忍路辺りがいい感じだった。
なんか色々探しているうちにバーチャル釣り行脚で満足しかけたわ。危ない。
で、今回も虫が嫌いな長男のために釣り餌用に塩辛と、網用に半額のたらこを購入して、土曜の夜に出発。
23時頃に到着。まずは下見で、すでに来ている釣り人を偵察。少し話をして
奥の防波堤の方へ足を伸ばす。
途中星空を見て圧倒。
いつもの積丹のあの場所は港と拡張工事現場が有るので
街灯が結構明るい。こっちは街灯も港の灯りもそれほどでも無いので星のあかりが強く見える。凄いね。
次男と下見をしてタラコを入れた網を仕掛ける。
イソガニ捕れれば興奮の坩堝なんだけど。
ふと気づいたけどコイツラのライフジャケットはもう小さくて着れない。
長男は1回着てお下がりの次男は2回位着たかな。数年前でもうピタピタだったから。
なので目を離せない。落ちそう。というか次男は自分は落ちずに他のものを落とす。
三脚とか椅子とか・・・
23時半頃車に戻って車中泊の準備。
後ろの座席をフラットにする(実際には凸凹する70系。これをフラットとか言うな)
のに荷物の整理。3列目のシート分の荷物を足元に入れたりする必要がある。
なんとかやりくりして、インフレータブルマットを敷いて、嫁さんに作ってもらったおにぎりおかずを少し食べて就寝。
子供らは後ろの座席で横になってるが、流石に大人入ると縦じゃなきゃ寝れない。
ちょっと今回の準備じゃ横向きで寝るしか出来ないので子供だけ2・3列の座面部分に寝る。
俺は運転席に座って寝るのだけど寝れねーわ。足はシートに挟まってるし
3時ころ寒くなっても毛布は子供らがかぶってる。
右方が凝って痛いので頭の上に腕を上げてコレが本当の右肩上がり。ふざけんな。
もうなんか昔見た、苦しんで苦しんで即身仏になった人みたいな姿勢で寝続ける。
2時間ほど苦行を重ねて4時に起きる。
早速起きてテンション高い次男はもうすぐにでも行きたくて仕方がなく、みんなに合わせろと怒られる。
薄暗がりの中、仕掛けを付けて塩辛を餌に岸壁から糸を垂らす。
虫は気持ち悪い、塩辛は汚いとめんどくセー事この上無いお子様達。
小ガヤが釣れる。だいたい15cm位。まあ今まで魚が釣れる事があまりなかったので
それで十分喜んでるから良いか。
次第に明るくなってきて釣り客も増え次男が他の釣り客のマネをして「テトラポッコ」で釣りするが駄目だわ。目を離せないので自分のことが出来ない(笑)
小ガヤが多いので網ですくって見る作戦。
でもこの時イワシの大群が何かに追われたのかむっちゃ岸壁すれすれを逃げてきて
タイミングよく網を持ってた長男の格好の餌食に。
奴らが逃げた後には飛行機雲のように銀色の鱗が漂っていてきれい。
港の中の岸壁にはそこら彼処にウニが着いてる。珍しくて拾い上げるがそれは食えないよ。
※一定以上の大きさの港湾(確か一般の船も出入りする大きさ)は、開発時に漁業権の永久放棄(とそれに伴う保証金)に同意しているはずで
本来は港の中の魚介類は誰のものでもない。
漁業権は公益を妨げてはいけないっていうのが有って、
港は公益の施設かつ航路であり、漁船が漁のため一般の船などの航路の邪魔をすることは出来ないので、
港の中では漁ができない。なので放棄して保証を貰うっていう流れ。
ただ永久放棄のはずが漁業権の再獲得を申請して漁業権を持っている例もあるらしい。
水産庁では、永久放棄とは言え水産資源を放棄するのも好ましくないので個別に検討
的な事を言ってたりする。
採らないからって言うことで保証金貰って、でも魚介類採って・・っていうのも変な流れ。
まあ港から外湾への航路は実際に漁ができないルートだし、船が往来して近隣の漁場がだめになるっていうのも有るだろうから理解はする。
それに港湾内の水は綺麗じゃないからそもそも美味しくない(笑)
それは色々面倒くさいので置いて置いて、
それなりに魚の食いつきが良いので次男は楽しい様子。
長男は大物が釣れないので釣りは飽きたらしい。
どんな大物が釣りたいのと聞くと「キングサーモンとか」って。
それ日本じゃ釣れないよ
ここはコントラストが綺麗。
こじんまりとしていて景観が良いですよ。
こっちは港湾外になるテトラポット。
岩牡蠣っていうのを始めて見て興味津々。
次男はテトラポットを公園と同じ感覚で歩いてるけど、お前がそっち行くと色々大変なんだよ。
テトラだと着いてなきゃ駄目だし、岸壁で釣りさせてても目を離すと他の釣り人が釣ってる方へ行くので、
その辺りで必ずしもやらかす。例えば糸が引っかかったりして釣り人にほぐしてもらってたりする。
普通に迷惑だお前動くな。って言いたくなる・・・
その際、ほぐしたり針引っかかってるのを外してくれた方ありがとうございます。
ここでもお礼を。
網で小ガヤ狙い。稚魚採ったってどうしようもないのだけど。
でもこういう風にたくさん集まってると掬いたくなるのは良くわかる。
イワシの様な群れが居たのでサビキを垂らして次男に竿を持たせていたらウグイがかかった。25cmくらいで暴れて暴れて独り亀甲縛りになってて仕掛けを駄目にしやがった。
魚群はよく見ると細長くてイワシじゃない。なんの稚魚なんだろう。
護岸の方は浅いんだけどちょっと濁ってる。今日は海に入らないので足だけ。
一応泳ぐセットは準備したんだけど、今から泳いでシャワー浴びて着替えてって面倒臭い。
そもそも港湾内遊泳禁止なので泳げないのだけど。
ロッククライミングしてみたい大きい岩。
クライマー魂が高ぶる。無いけど。
囲まれている場所も有って水遊びには最適。
こんなところにも居るウニ。海栗。
いい雰囲気の漁港です。
漁師の人がゴミを拾っていた。そう言えば他の車の横にコンビニ袋が転がっていたけど
車も居ない。漁師はその袋を持っている。
捨てて行ったか落としたか。
ゴミを捨てていく奴はそいつの家の玄関に他の人がゴミを捨てても良い法律作ればいい。
ちゃんと自分のゴミも誰かの吸い殻も拾っておいたよ。
ということで昼になるので帰宅します。
帰りすごく眠かった。
なんとか家にたどり着いて、魚を裁く。
長男が網で掬った小イワシは軽く塩を振ってローレル・にんにくとオリーブ油で
煮てオイルサーディン。
小さすぎ(笑)一番小さなスキレットがデカく見えるわ。
長男と次男が釣ったガヤは頭を落として腸抜いて肝を残して
低温でじっくり揚げた唐揚げ。
低温でじっくり煮たオイルサーディン
ぶつ切りと肝の入った味噌汁。
あとは比較的大きいやつを刺し身に。
ごちそう様でした。
子供釣りの課題。
ライフジャケット。
車中泊用に吊りベッドを準備する。これに次男を寝せる。
一昔前に流行ったエアロスペースベッドを積んでおく。コンバーター積んだから100v取れるので付属エアポンプも使える。
エアロスペースベッドを敷けば縦にも寝れる。
そうすれば運転席で突然死したような姿勢で寝なくて済む。
・・でもエアロスペースベッドって、子供は軽いので快適な沈み込みなんだけど、体重重い大人は寝返りうつと
隣の人がポヨンってはねちゃう(笑)