庭の粘土
庭の粘土で作ったテストピースだけでは足りなさそうなので
再度テストピースを増量。
庭の土をバケツに投入。 ロームの土と似てる。
バケツに水を入れて少し柔らかくします。
今は時間が無いのでとりあえず漬けておきます。
陶芸をする時は茶こしで漉して目の細かい土にして
2週間から1年ほど寝かせて粘り気を出します。
でもまあ素焼きのブロックみたいな物を作るんだから
そこまでしなくても良いかと思う。
パーライト砂土素焼き
これの断熱・強度・縮み・高温の劣化状態を
判る範囲で観てみようと思っています。
高温用の放射温度計・・会社から借りれればいいなぁ。
さて蓄熱と断熱の関係。
正確な数値ってどこが正しいのか判らないんだけど
今回調べたのは
コンクリの伝導率1.62
レンガや漆喰が0.62
と言う数値の物です。
そして容積比熱というのが
>単位質量の物質の温度を1℃上げるのに必要な熱量。
容積比熱が大きいほど温めにくく、冷めにくいので
蓄熱材として適する
と言う事で
コンクリ 1,910
レンガ・漆喰 1,072
これで言うと蓄熱材としてはレンガは「適している」。
コンクリは「最適」。
本来のタンドールは粘土で出来ている事を考えると
コンクリでも全然問題ないと言う事ですね。
蓄熱される事で庫内の温度変化が少なくなるし。
オーブンで言うと
●断熱形式の物は早く暖まり火が付いてる状態で
調理をするピザや直火調理にちょうど良い。
でも火が無くなるとすぐ冷える。
●蓄熱形式の物は使用温度になるまで時間はかかるけど
火を消した後でも熱が持続するので パンなど焼くのに適してる。
ってことかな。
でも小さいタンドールは常に炭があるし庫内が小さいので
蓄熱に拘る必要もそれ程無いかと思います。
なので暖まりずらいコンクリよりは
熱を効率よく庫内で使う方が良いのかと思うのだけど。
本体表面が100度クラスの温度になってうっかり触ると火傷する
さらに重い。
よりかは断熱に拘りたいなぁ。
まあテストピースにしても、
100℃〜300℃位なら材質で断熱性能とかはっきり判るんだろうけど
600℃〜800℃クラス、ロケットストーブの燃焼室に使うとして
最大1000℃近くになった際に
たかだか20〜30mm程度の厚さで
どれだけの違いが出るのか・・・
実際大差がないと思います。
※遠赤外線なんて言う物は、確かに素焼きの壺が暖められても
放射されますが、食材を焼いたりする熱は炭からでる物だし
壺の外側の材質で何か変わる物でもないし。
大体「遠赤外線が食材の奥まで届く」というのは誤解だし
電磁波である遠赤外線に食材の旨味を激変させる効果はないので
インチキ科学を並べたインチキ製品に引っかからないようにと
遠赤外線協会でも注意を促しています。
詳しくは検索してみて下さい。
まあ実際、周りの材質を代えて時間や出来具合に
どれだけの違いがあるのかは 比較してみないと判らないと言う事です。
ただ、天気の良い休日はチビ達と遊びに行ったりするし
どろんこ遊びと称して一緒に作らせても
放置するとどんどん脱線してく質なので
なかなか進みません(笑)