海一人野営。初日
仕事がひと段落着いて、まとめて取った休みも間も無く尽きる。
と言う事で空前絶後のキャンプブーム、
その中でもとりわけ幹部クラスなのがソロキャンプ。
それは四天王の一角。
それは禁断の聖域。
とうとうそれに手を出すのだ俺は。
まずは天気。自分の信じたい天気予報を信じよ。
どこの予報も晴れたの曇りだの雨だの、そんなの占いのレベル。
下駄を投げた方がまだ当たる。
朝起きて天気占い見たら金土と雨。でも他は晴れ。
準備もしてるのでとりあえず行く事に。
友人も顔だすというので積丹一択。
昨日までに大まかな献立は考えてある。食材を無駄にしないために。
それと調理器具を厳選するために。
今回は暑さも薄らいできているので防寒用に綿のジャンパー準備。
長袖も準備。
まあもっと大事なもの忘れてることに俺が気づくのはまた別のお話。
ソロなので荷物も極力少なくした。
急がないのでのんびり国道5号線を通って昼飯食いながら3時ころに到着。
最小限にはならないだろうと思っていたが以外に多いな。
次回に活かそう。
早速設営開始。ブルーシートを敷いて荷物を一時まとめる。
テントを立てフライシートをかけ、風が強いのでしっかりと縛る。
タープは持ってきていないのでなるべくテントに椅子など寄せて荷物配置だ!
・・・と思っていたら何やら黒雲が流れ始めた。
これはやばい・・と、とりあえず荷物はテントに放り込む。
クーラーボックス・椅子・テーブルとかはそのまま外で。
顔に前が当たり始める。
荷物を全部入れても余裕あるからと4人用のテントにして良かった。
長男と二人キャンプのときは
にしたんだけど
ソロとはいえタープを使わないので万が一雨の場合、荷物を全部収納して且つそこで過ごす事を考えると
ワンタッチカンガルーでは無理。
ひとりじゃ
を建てるのも撤収するのも面倒くさい。
いつもどおりのレトロテントで良いや。骨組全6本通せば建てれるから。
と、機能重視で選んでよかった。
荷物入れ終わったあたりから本格的に振り始めた。
天気予報見ても雨の予報はほぼ無いので通り過ぎるのを待つことに。
しばらくして雨脚は弱くなり霧雨に。
今のうちにビール飲んどこうとコロナと冷凍ライムを取り出す。
栓抜き・・あ、いつもはカトラリーセットに栓抜きからコルク抜きからなんでも入ってるが今回はソロなのでセットを置いてきてる。
つまりは栓抜き忘れてた!
こんな事もあろうかと外用キッチンバサミは栓抜き機能のあるやつを使っているのだ。
忘れ物のうちには入らない。
で颯爽とコロナの栓を抜いてさあライムを・・
が、冷凍したライムが瓶に入らない。そらそうだ。グラスにぶち込む用のレモンと一緒に処理したからなんも考えてなかったわ。仕方ないから
こんな事もあろうかと持ってきた外用キッチンバサミで薄切りに。
仕方ない。見た目より味重視。
わぁいい天気
その頃、この浜を発見したっぽい感じのキャンパー組がやってきて設営開始始めた。
貸切じゃ無くなってちょっと残念。
今のうちとビールと昼飯の準備をする。
ドリタンに500mm缶3本を注いで
業スーのチョリソーと牛ステーキで
昨日のうちに作った和風玉ねぎソースで食べる予定だ!
うん、4時半だが昼飯。
と準備してたら友達やってきた。
当初は鉄筋通した焚き火台で串ウインナーと串牛肉の予定だったが
結構な風で焚き火は諦め炭コンロ出して普通に炭熾す。
雨雲レーダー見たらもう一回大きいのが来そうだなんて話してて
ウインナー焼いてステーキ焼き始めたらまた雨。
木のまな板を炭コンロに被せてテントに退避して酒を飲む。
地面に指した鉄筋に載せれるので雨よけにはなる。
しかし雨が上がった頃には柔らか国産牛は香ばしいウェルダンになっていて
意気消沈。
仕方ない。とうころもしをアルミで包み、塩辛を空き缶の底で焼いたのを肴に日本酒のむ。
しかしそこで登場したのが友人持参の差し入れ鮭。
利尻で釣って冷凍していたものらしい。豪快にぶつ切りにして網で焼く。
肌寒いので日本酒をさらに美味しくする呪われた魔道具「たんぽ」を出して熱燗でもと思ったけどたんぽは湯煎しないとダメ。
ああ、湯煎に適した飯盒も置いてきてる。飯盒の代わりになにかたんぽを入れれる金属容器を探し忘れてた。
代わりの物はと探してたら颯爽と友人が空き缶切って即席たんぽ湯煎
さすが呪われた魔道具たんぽ。
食べ切れなさそうなので先程やってきたお隣さんにも鮭のぶつ切りおすそ分け。
もうこれ晩御飯だわ。ぶっちゃけ鮭でお腹いっぱい。
鮭のお返しにお隣さんから頂いたのは利尻鶏の串焼きと豚汁。
美味しかったですよ。
あれ?ソロキャンって?
という疑問はとりあえずおいておいて、10時頃に寝る。
友人はこの浜の目の前にある1件の家を親が仲間内で買い取っているので
そこで寝れるのだ。
相変わらず風は強い。テントかしいだりしてるもんな。
まぁ寝れるだろう。