夏雪式のブログ

転生したら世界がカレーだったからアウトドアする。訳がわからないが取り敢えず鶏肉を焼く

子供誕生だ

昨日、10/7の夕方

息子が誕生しました。

可愛いね。やばいかもww

で、出生届を書いていて「父」の欄に自分の名前を書く時

すごい不思議な感覚でした。

じうの書類では今までその欄は空白もしくは二本線で消されていたからです。

父とは小さい頃に死別しています。

普通「父」と言うカテゴリーには自分の父しかありません。

そこに自分の名前が書き込まれる。

不思議ですね。

自分の両親も、じうが産まれた時、

こんなに嬉しかったんだろう、

こんな感じで抱き上げてくれたんだろう

まだ目の見えない自分に手を振ったんだろう

と、思いを馳せました。

そして子供が大きくなって行く過程を色々想像したんだろうなと。

でもそれも叶わずに、死んで行く事は

どれだけ悔しかったんだろう、どれだけ心残りだったんだろう。

今のじうにはとても想像も付かない悔しさ悲しさだろうと。

じうの父は、じうが中学に入学する前に脳の血管の病気で手術をして

一度は回復しましたが、その後亡くなりました。

中学入学の3日目でした。

父が病院で使ったノートには

文字を書くリハビリで、ニョロニョロ線から徐々にひらがなに上達して行く様子が

うかがえました。

ノートの後半には自分や弟の名前が書かれていて

早く回復する為、毎日頑張っていたそうです。

多分今のじうも、そんな状態になった場合、

家族のために同じように頑張るんだと思います。

そして後数年で、じうは死んだ父と同じ歳になります。

不思議です。

写真で見る父と同年代になり、いつしかそれを追い越す。

自分の息子もいつかそんなことに思いを馳せる日が来るんでしょうか。

普段はあまり気にしない事ですが、

「生きている」ってとてもすごいことだと思います。

この歳まで生きてこれた事が、当たり前の様な事と思ってしまいますが

幼くして亡くなる子供や、ある日突然命を奪われたり

病気や事故で命を落としたり。

産まれたばかりの息子に伝えたい事。

これから始まるとても長い長い人生で

じうは自分の時間の続く限り、

君にたくさん教えなければいけない事があります。

海の潜り方、魚の取り方、火のおこし方

虫の取り方、夏休みの宿題は最初にやる事

人に与える痛みと与えられる痛み

優しさと強さ、人を愛する事、愛される事

いただきますとごちそうさまの意味

勉強と遊び、トモダチとの付き合い方

色んな物の見方、生きてゆくという事、死の意味

いつか来る永遠の別れ。

ここに書ききれないたくさんの事

君は一生懸命、明日に生きてください。

じう達はそのために頑張ります。

まだ目も見えず、何も出来ずただただ泣くだけで

手にした物を掴んで離さない君

その手に掴みきれない位色んな物を掴んでください。

そして優しく暖かい心で強く守って人を愛して下さい。

最後に。

初任給ではビールを買ってじうと一緒に飲む事。

母は・・・聞いておくw