夏雪式のブログ

転生したら世界がカレーだったからアウトドアする。訳がわからないが取り敢えず鶏肉を焼く

正露丸は一般名詞。元は征露丸!?

「ラッパのマークの正露丸。」

このコピーが有名なわけだが・・・

ラッパのマーク正露丸と言うことは

ラッパのマークではない正露丸もあるのか?

で、有った訳でしかもほとんど見た目同じ!

どう見てもパクリで、

判決は 「ラッパのマークで大幸薬品と判るので問題なし。」だった。

そんな阿呆な話があるか!と思っていたのだけど

実は今回の「偽正露丸」の他に

十何種類もの正露丸があると判った。

しかもどれを見ても

オレンジの箱に縄で囲った「正露丸」の文字。

上のマークがそれぞれ違う。

気になってもっと詳しく調べたら、

正露丸」というのは 日露戦争時にクレオソートで造られた丸薬

戦場にいる兵士の下痢や腹痛を治すとして重宝された。

で、当時はクレオソート丸」だったんだけども

ロシア相手に戦争しているわけで「征露」と言う言葉が当時有ったわけ。

クレオソート丸は効き目がある!

この万能薬のおかげで兵士の病気が治った!

で、日露戦争に勝ったので 「ロシアを倒した万能薬」で「征露丸」。

当然各メーカーがこぞって 「征露丸」を発売。

その後、第2次世界大戦終了後、

ロシアに対して 「征露」と言う言葉は好ましくないとして

正露丸」になった。

で、まあ、利権問題などが絡んで

かなり昔にも大幸薬品が裁判を起こしている。

正露丸」の登録商標、他社の発売禁止など。

大幸薬品創始者が軍でクレオソート丸を造ったのが先だとか

最初にクレオソート丸を発売したのが

和泉薬品工業(今回の裁判相手)だとか かなりもめたらしい。

しかも各メーカーも「正露丸」を発売しているため

正露丸と言う名前はクレオソート丸の一般名称として

すでに広く認識されているので 固有の商標とはいえない」

判決が出た。

 

で、ラッパのマーク正露丸のデザインは 商標登録されたけど

その他のデザインについては問題なし。と言う事になったわけ。

当時誰の物でもなかった正露丸をモデルにしたから

みんな似てるのは当然と言えば当然。

これで問題は

元祖はどっちも主張しているので訳判らなくなりました。

まあ、ラッパのマークの正露丸のCMで名前が売れてるわけだから

宣伝もしていない小さい会社は大幸薬品の恩恵に授かってるともいえる(笑)

そんなことより問題は、

クレオソートは本来口をゆすぐことのみ 許可されている。

と言うことだ。

なんで腹痛が治るとか下痢がやむとか原理は未だ解明されていない。

なんでか判らないがとにかく飲めば治るのだから薬だ。

そう言う認識。

大丈夫か?

最近ではクレオソートの作用により

腸が麻痺するので痛みを感じなくなる 腸が麻痺するので下痢がやむ。

と言う説が有力らしい。