夏雪式のブログ

転生したら世界がカレーだったからアウトドアする。訳がわからないが取り敢えず鶏肉を焼く

自作ランタン完成したその3(仕上げ編)

いよいよ最終段階。

ベースと抑えの木はオイルステインで着色。リフレクター代わりに抑え木の裏面を白で塗装することに。

マスキングテープで少しちりを残して塗装。

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光沢金属や真っ白だとアンティーク感が無いかなと思って水性のナチュラルベージュを使いました。

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塗装終わって見てみると、もっと濃い色味が欲しいのでバーナーで炙って焦がして、

ワイヤーブラシで焦げを落として再度ステイン。

乾かないうちに耐水ペーパーで擦ると光沢が出ます。
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塗装が終わったら花瓶を挟む。

花瓶の首の分が板の厚みよりも長くて上下に摺動しちゃうので、透明なコーキングで固めてしまう事に。

普通のシリコンコーキングなら150℃位まで持つはず。

ガラスなのでそれ以上熱くなられても困るしちょうど良いかな。

 

木の接合面にも接着剤代わりに薄く塗ってガラス花瓶の首元にも多めに塗って

はみ出ても削ぎ取れば目立たない。

表に見える口の部分も接着面になるから充填して押さえつけます。

クランプで押さえつけてステップルで2枚をつなげます。

固定して約1日放置。

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翌日ベースの板を通して固定して仮組み。
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ここで問題発生。

当初、ガラスの穴の上に煤受けは付けない予定だった。

そこまでやるとネットのコーラ瓶ランタン画像と同じになってしまって

丸ぱくりじゃないかと後ろから指で秘孔を刺される

クロスになってる箇所に何か「受け」をぶら下げれば良いんじゃ無いかとたわば

そのつもりで真鍮の棒の長さもオイルキャンドルを出し入れする余裕だけを見て採寸した。

 

でも実際出来てみると穴が丸見えなのはカッコ悪い。穴を隠さなければ・・

ステップルも目立つし。f:id:knivesyuki:20220816231018j:image

 

やっぱりあの形は検討に検討を重ねて出来上がった最善の形状なんだろうなぁ。

真似するにしても何も考えずに丸々同じ形状にするより

自分なりに検討して形を作っていきたかったけど

検討していくと最終的に同じ形になるという・・・凄いわ。

 

なので家にあった真鍮の0.1ミリの板。いつ買ったのかもわからない謎板

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厚紙でひな形を作って何処で曲げるかを調べてから真鍮板を切り出します。

ハサミで切って墨出しをして、曲げるときは金属の板を上からコンコン打ち付けると勝手に曲がってきます。

ちなみに木の右上に出てるひょろひょろしてる物は「波釘」と言って

2枚の板をつなぐときに使う釘です。

試し打ちで使ったけどこのサイズの木細工には不向き。ここから割れる可能性が大きく、さらにガラス瓶が着いた状態で打ち込むのは不可能。

ステップラーでさえ裏面はガラス瓶が邪魔をして1カ所しか打てなかった。

ここで大体の位置に錐で釘用の下穴を開けておきます
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真鍮板には真鍮釘。これも一番小さい奴。
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波釘を打てない理由と同じく思いっきり金槌で叩くわけにも行かないので花瓶より長い押さえ板を打突部に当てて、

下穴を開けた真鍮板の穴に錐をねじ込んで木に下穴開けてそこに鍵を打ち込んで固定します。

これをしないと釘が真っ直ぐ立たないので打ち込むのに苦労します。

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そうこうして仮組みできたのがこれ。ひでぶf:id:knivesyuki:20220818225208j:image

試しにオイルキャンドルを入れて点灯してみる。

明るくて全然わからない。f:id:knivesyuki:20220818225204j:image

 

で、夜の酒タイムに使う事に。

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いい感じ。

 

あとの未施工部分と言えば

煤受けを付ける予定じゃ無かったので、キャンドル出すのに上の押え板を一番上まで上げると

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煤受けの分上がらないのでキャンドルが出せない・・・

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1Mの真鍮棒1本で作っちゃおうと寸法をぎりぎり詰めて1本目を作ったら

実際に必要になったのが1本辺り550mmで、2本目は新しくもう1本買うしか無かった。

最初の時点で600mm位で余裕見るか、煤受けを想定して2本で考えていれば・・

後の祭り先に立たず。

ただ最初に底を2枚に分けようと考えたのも、底蓋を外せるようにも出来るんじゃね?

と思ったからで、1枚で完結させなくて良かった。

怪我の功名

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じゃあ何が未施工なのかというとこの底板の固定法です・・・f:id:knivesyuki:20220818230318j:image

 

あまり深く考えずにナット受けの部分を座繰りにして、雰囲気で掘ったので

ナットの出がバラバラ。

もう少し浅くして写真一番下位出っ張らせておけば良かった。

その驚きの理由が!
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真鍮棒の内径円板の外径ほぼ同じ。棒より大きいナットが円板に当たる。

つまり出っ張ったナットに円板が乗っかって密着しない。

だから空気溝は不要。
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そして真鍮棒の内径と円板外径が一緒と言うことは

ネジ部分にわずかに当たって押し込まないと入らない。

つまり上手くガッチリ嵌まってる状態
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・・・其れも此れもナットの出が揃っていれば均等な隙間だったのに。

 

しかしネジ部にこすれて嵌まってると言うことは

何度もやっているうちに円板が削れてくると言うこと

 

ネジで留めれるネオジム磁石を使えば磁石の厚み分隙間が出来るので

出てるナットを限界まで締め込んでやればすべて上手くいく気がする

 

もしもう1個作るなら・・・

真鍮の棒を長くして底板は1枚だな。

底に突き出た分は4mm棒のゴムキャップでも付けて脚・・

あれ?まさにコーラ瓶ランタンとかテンマクデザインのランタンとか・・